この記事は、エボラ出血熱の感染経路について書いてあります。
アフリカのコンゴに滞在歴のある埼玉県の女性が、高熱をだしエボラ出血熱の疑いがあると報道されました。
幸いにも、女性はエボラ出血熱ではなかったそうで一安心です。
しかし、2020年は東京オリンピックもあるし、感染経路ってどうなのか気になりますよね?
エボラ出血熱は空気感染する?
度々ニュースをにぎわせてきているエボラ出血熱。
埼玉県の女性が今後から帰国し、発熱の報道がなされると、「エボラ出血熱は空気感染する」という情報がSNSで拡散。
しかし、調べてみるとエボラ出血熱が空気感染することはないようです。
空気感染は「ウソ」なので、その情報を拡散するようなことはしないでくださいね。
なぜ空気感染するという「ウソ」が広まったかというと、英語の記事を誤訳したニュースで空気感染と、飛沫感染を取り違えたため。
パニックにならないよう、不安をあおる情報は流さないようしっかり調べなくてはいけませんね。
また、エボラ出血熱は一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。
詳細についてはこちらをご覧ください。https://t.co/R47Czg66ou— 首相官邸(災害・危機管理情報) (@Kantei_Saigai) 2019年8月4日
エボラ出血熱の感染経路は蚊?
では、エボラ出血熱の感染経路はというと、感染源は野生の「オオコウモリ」自然宿主で、そこから他の「野生動物」、そして「人」へ感染、というのが本当の感染経路ということです。
ですので、感染経路は「蚊」でもありませんので注意してください。
では、どのように野生の動物から人へと感染するかというと、野生動物の血液、排泄物、臓器、その他の体液に接触することにより感染します。
また、流行地域の洞窟へ入ると、感染したコウモリや排泄物に触れる危険性があるため感染します。
そして、感染した人から人へも、感染している患者の体液、血液、分泌物、吐物・排泄物に触れることにより感染します。
エボラ出血熱の予防は?
エボラ出血熱にかからないようにするには、流行している地域へは行かない。
そして、仮に行くことになっても野生動物や患者に直接触れないことが必要です。
また、アルコール消毒も有効のようで、先進国での大流行の可能性は高くないと考えられているそうです。
エボラ出血熱、オリンピックは大丈夫?
2020年に東京で開催されるオリンピックには、各国から大勢の人が入国してきます。
当然コンゴ共和国の近隣に住む人たちも入国するのですが大丈夫でしょうか?
エボラ出血熱は致死率は25~90%に上るとされ、確立した治療法がないのが現状です。
二次感染の防止が現在できるエボラ出血熱への対応なのですが、厚労省はエボラ出血熱や南米出血熱など5種類の危険なウイルスの輸入計画を進め、そしてそれらを研究し、感染が疑われる人が出たときの正確な診察や検査、回復状況の判断に役立てていこうとしています。
今回は埼玉の女性が1人、感染の疑いが出ただけで済みましたが、2020年のオリンピックまでに万全の体制にして何事もなく終わっていくといいですね。
エボラ出血熱 水際対策や迅速な検査を 首相指示 #nhk_news https://t.co/9VVBnOyAuT
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月5日
まとめ
エボラ出血熱の感染経路についてでした。
「空気感染する」や「蚊が感染源」という話はウソですので、信じて周りに拡散するような行動をとることは控えてくださいね。
2020年の東京オリンピックが無事に開催され、終わっていきますように!
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