雷雨ぜんそくとは?原因は花粉で死の危険!?

生活
スポンサーリンク

「雷雨ぜんそく」って知っていますか?

2016年11月にオーストラリアで、この「雷雨喘息」(らいうぜんそく)により何千人もの人たちが息苦しさを感じ、最終的には9人が命を落とすというニュースがありました。

花粉の飛散が多い季節、雷雨が発生することで起きるのが「雷雨ぜんそく」というものです。

死の危険があるのですが、日本でも起きるのでしょうか?

今回は雷雨ぜんそくの原因、症状、日本でも起きるのか調査してみました。

 

スポンサーリンク

雷雨ぜんそくの原因は?

日本ではなかなか聞きなれない「雷雨ぜんそく」とはいったいどういうものなのでしょう?

 

「雷雨ぜんそくは、ライグラスというイネ科の植物の花粉が多く飛散している時期に嵐が重なると発生します。大量の発作患者が出た時期も非常に多くのライグラスの花粉が飛んでいました。激しい雷雨が起きると湿度が急に高くなり、花粉の粒子が水分を含み細かく割れるのです。通常なら花粉は鼻の中の毛に引っかかりますが、細かくなると肺まで到達します。そして、気管支が花粉に刺激されて腫れ上がり、呼吸困難に陥るのです」

引用:J-CASTニュースhttps://www.j-cast.com/2017/05/17297999.html?p=all

雷雨ぜんそくは「花粉が原因」といわれています。ただ、科学者の方たちも正確には原因がわかりきっていないそう。

ただ最も可能性のある原因として、嵐で起きた風で地表の花粉やカビなど、喘息の原因となるアレルギー物質を空気中に巻き上げ、その巻き上げられた物質を人々が短時間で大量に吸い込んでしまうから、というのが有力ということです。

 

雷雨ぜんそくの症状は?

嵐で巻き上げられた花粉やカビは、アレルギーを持つ人が吸い込むことにより、気道が閉鎖し、喘息のような咳や発作的な呼吸困難、胸部圧迫感の症状が現れます

特徴は急速に重症化されること。

オーストラリアではわずか5時間の間に2,000件近くも救急車の出動要請を求められたそうです。

「自分は喘息を持っていないから安心」とは言えません。

オーストラリアのメルボルンで被害を受けた方々へのアンケート調査を行ったところ、「雷雨ぜんそく」を発症した人のうち約40パーセントは、それまで喘息を経験したことがなかったそう。

雷雨ぜんそくは、嵐が巻き上げたカビや花粉の種類によってアレルギー反応を示すがどうか、ということで、誰でも発症してしまう危険があるんです。

恐いですよね。

 

雷雨ぜんそくの予防は?

死の危険もある恐ろしい「雷雨ぜんそく」。予防法はあるんでしょうか?

もし嵐が来て雷雨ぜんそくの症状が出た時は、窓を閉じ、空気清浄機を稼働させ、お風呂やシャワーで体についた花粉の粒子を洗い流すのがいいそう。

そして喘息がひどくなった時用に、緊急用の酸素吸入器など手の届く範囲に置いておくことが良いとされています。

ただ症状がひどくなったときは救急で病院に行くことが望ましいですね。

雷雨ぜんそくは日本でも起きる?

日本では今のところ雷雨ぜんそくが起きたという話は聞きません。

ですが日本でもスギ花粉、ヒノキ花粉、イネ科花粉、PM2.5、黄砂など、アレルギー反応を起こすものはたくさんあります。

 

オーストラリアでは「ライグラスというイネ科の植物」で発生しました。この植物は明治時代に日本に入ってきており、「ネズミムギ」という名前で全国各地で野生化しています。

ネズミムギの花粉が飛ぶシーズンは4~8月。季節の変わり目や梅雨、秋の台風シーズンなどで条件がそろうと、雷雨ぜんそくになってもおかしくはないということです。

 

まとめ

雷雨ぜんそくの原因、症状、日本でも起きるのかの調査でした。

日本でも十分に発生する可能性があり、雷雨、梅雨、台風シーズンに注意をしておかなくてはいけないですね。

呼吸困難を起こして命を危険にさらさないよう、おかしいと感じたら病院で見てもらいましょう!

コメント